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人気企画につき第2弾!Groovesのデザイナーが選んだ『究極のバイブル』9選

こんにちは!株式会社grooves(グルーヴス)でBX(ブランドエクスペリエンス)デザイナーをしているたまだです。
いよいよ冬も本番というところですが、みなさま今年の秋はどのように過ごしたでしょうか?読書の秋を楽しんだ方もいるのではないでしょうか。
10月に公開したこちらの記事。

こちらが大好評で、note pro運営がすてきと感じた法人noteまとめにも取り上げていただいたので、今回はグルーヴスではたらく個性豊かな10名のデザイナーが選んだ『究極のバイブル』第2弾をご紹介したいと思います。
デザイナーにおすすめの専門書はもちろんのこと、デザインに興味のある方やそうでない方にもおすすめの書籍まで盛りだくさんですので、ぜひチェックしてみてくださいね!

はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値あるサービスを作り続けるために

UXデザイナー&リサーチャーHさんのバイブルは、松薗 美帆さん、草野 孔希さん著の『はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値あるサービスを作り続けるために』。
UXリサーチという文脈では、一冊で理論から実務まで理解できる本。メルペイの松薗さん、草野さんといった第一線の方が執筆しているので、実務寄りだけど、アカデミックにも深められます。UX本で初学者にまずは1冊選べと言われたら本書をおすすめ。Kindle版が時々半額になるので、ウォッチしておくとお得です!

プレゼン資料のデザイン図鑑

デザインマネージャーSさんのバイブルは、前田 鎌利さん著の『プレゼン資料のデザイン図鑑』。
デザイナーからすると、当たり前だろうと思うような内容が多いですが、デザインの意匠について中々説明が難しいと思ったときにこんな感じで説明できるとわかりやすいんだ。というのが非デザイナー向けに上手に書かれているので、参考になります。

つづくをつくる

BXデザイナーWさんのバイブルは、ナガオカケンメイさん著の『つづくをつくる』。
「ロングセラー23商品に長くつづいているワケを聞きました。」と本の帯に書いてありますが、これだけでデザイナーとしてワクワクしてしまいます。それぞれ、<デザインが生まれた背景><どう売り続けているのか><流行との向き合い方><これからも続けるために工夫していること>という4つの視点で語られています。
例えば乳酸菌飲料のカルピスは、あの水玉模様がブランドデザインとして挙げられます。しかし明確なデザインマニュアルはなく「バランス良く均等に」とあるだけだそうです。詳細はお読みいただければと思いますが、軸となるブランドの方向性が言語化されていれば、デザイン自体は時代との向き合い方などで柔軟にできるとのこと。ほら、すでにちょっと読みたくなってきませんか?
これからの企業やブランドは、自社の魅力を見つけ出し、いかに長く愛されるかが重要だと思います。ぜひお手にとってみていただきたいです。

オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理

プロダクトデザイナーIさんのバイブルは、上野 学さん著の『オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理』。
これを読んで、今まで感覚でやっていたUI設計のプロセスが明確になりました。真面目そうな表紙ですが、身近な事例や図解で分かりやすく説明されています。
前半は説明で後半はワークアウトという構成になっているため、学んで理解するだけでなく、考えて作って実践して習得できる所がおすすめです。

いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書

プロダクトデザイナーYさんのバイブルは、水野 学さん著の『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』。
多くのプロジェクトを「同時に」「早く」動かすにはどうすればいいのか?
話題のクリエイティブディレクターがその「段取り」の秘密を全公開する、デザイナー向けの仕事術がまとまった本です。
デザイン業務で不確実性が高く「スケジュールをどう管理すればいいんだ〜!」と悩んでいた時に、管理の仕方を教えてもらったのがこの本でした。
また「段取り」の視点でプロジェクトのリーダーにも、気づきが多い本だと思います。リーダーにもメンバーにもおすすめの一冊です。

ドラえもん

プロダクトデザイナーKさんのバイブルは、藤子・F・不二雄さん著の『ドラえもん』。
「好きな場所に瞬時に移動したい」というニーズに対し、ピンク色のドアをデザインする。
「どこでもドア」と名付ける。
いつか、この想像力の端っこにたどり着きたいと思います。
無限のセンス・オブ・ワンダーを生み出すSF(すこし・ふしぎ)世界。永遠のバイブルです。

デザインの解剖

BXデザイナーTさんのバイブルは、佐藤 卓さん著の『デザインの解剖』シリーズ。
日常、私たちがよく目にする大量生産品をひとつ取り上げ、デザインという視点で分解し、商品とデザインの成り立ちを検証しようというユニークな試みのシリーズ。(〈1〉ロッテ・キシリトールガム、〈2〉フジフイルム・写ルンです、〈3〉タカラ・リカちゃん、〈4〉明治乳業・おいしい牛乳)
ロッテのキシリトールガム編では、キシリトールガムの形を成立させる様々な要素を1つひとつ解剖。パッケージデザインについては、ロゴマークやタイプ、文字の配置、包装色などが、どのような考えのもとにデザインされたのかを解説。例えばロゴマークが上下左右ともに対称なのは、コンビニエンスストアに置いても駅の売店に置いてもマークを把握できるようにするためだそうです。解剖は内装包材の形や素材についても及び、粒の大きさや形、構造、噛んだ時の感触などをどのように設計し、実際にどのように作ったのかが語られています。
ロングセラー商品は隅々までデザインされた、本当に隙のない製品だということがよく分かる内容になっており、とても勉強になります。

The Elements of User Experience ~5段階モデルで考えるUXデザイン

UXデザイナー&リサーチャーHさんのバイブルは、ジェシー・ジェームズ・ギャレットさん著の『The Elements of User Experience ~5段階モデルで考えるUXデザイン』。
ずっと絶版で「5段階モデル」の図だけが独り歩きしていたと思います。そういう意味でも原典である本書に触れることが大事。現在本書を手に取る人向けに「全体を翻訳しなおした完全改訂版」版であり、様々なUX本も本書からの発展版だと思っていいと個人的に思っています。Hさんが、2005年に師匠である大学の教授に勧められハンマーでガーンと殴られた衝撃の一冊。

みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド

プロダクトデザイナーYさんのバイブルは、アーロン・イリザリーさん、アダム・コナーさん著の『みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド』。
よいフィードバック・悪いフィードバックとは何か、について学べる本です。
デザイナーの課題図書として読みましたが、いかに今までの自分のフィードバックに言葉や理解が足りていなかったのかに気付かされた一冊でした。デザイナーだからこそ読んでほしい本のひとつです!

最後に

いかがでしたでしょうか?第1弾に引き続き、同じデザインチームに在籍するデザイナーでも、バイブルとしている書籍のジャンルはさまざまで、個性が出ていますよね!今回ご紹介した書籍のリンク一覧は、この記事の一番最後に掲載させていただいております。

デザイン戦略室の他の記事は下記のマガジンでお読みいただけます!所属デザイナーの転職エントリーや、チームでの取り組みなど様々な記事が集まっているので、ご興味のある方はぜひ覗いてみてください!



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