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何度も読み返してしまう。Groovesのデザイナーが選んだ『究極のバイブル』7選

こんにちは!株式会社grooves(グルーヴス)でBX(ブランドエクスペリエンス)デザイナーをしているたまだです。
いよいよ秋も深まり、肌寒くなってきましたが、みなさまはこの秋をどのように過ごす予定でしょうか?この記事では、読書の秋にぴったりな、グルーヴスではたらく個性豊かな10名のデザイナーが選んだ『究極のバイブル』をご紹介します。
デザイナーにおすすめの専門書はもちろんのこと、デザインに興味のある方やそうでない方にもおすすめの書籍まで盛りだくさんですので、ぜひチェックしてみてくださいね!

なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

プロダクトデザイナーのYさんのバイブルは、筒井 美希さん著の『なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉 』。
「デザイン=楽しい」を実感できる新しいデザイン書籍。デザインする上で必要な基礎、概念、ルール、プロセスを図解やイラスト、写真などのビジュアルで解説しています。
言語化の難しい考えをビジュアルでわかりやすく解説してくれる、デザイン初心者におすすめの本です。現役デザイナーには初心に帰るための一冊としておすすめです。

考えなしの行動?

プロダクトデザイナーのTさんのバイブルは、ジェーン・フルトン・スーリさん+IDEO著の『考えなしの行動? 』。
本書を簡単に説明すると、「両手を空けるためにコートのポケットに傘の持ち手を引っ掛ける」「カップの取手にティーバッグの紐を巻きつける」といった人間が普段意識せずにやっている行動の瞬間を集めた写真集。ですが、デザイナーにとっては観察と着眼の訓練本であり、「観察はデザインに勝る」ことを教えてくれる本です。本書を開くたびに、「自分はどれくらい真剣にユーザーを見ているだろうか?」と気が引き締まる思いがします。

ユーザ中心ウェブサイト戦略 仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践


UXデザイナー&リサーチャーHさんのバイブルは、武井 由紀子さん、遠藤 直紀さん著の『ユーザ中心ウェブサイト戦略 仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践 』。
ビービットの武井さん、遠藤さんの共著。ビジネス視点とデザイン視点の両方からどうやって戦略→戦術→作戦→実行と行けば良いのか示すベストプラクティス。絶版なので中古書籍を探すしかないのですが、事例がちょっと古めかもしれないけれど、考え方は普遍性があるのでベストプラクティス本。こちらの内容を少し発展させた『ユーザ中心ウェブビジネス戦略 顧客心理をとらえ成果を上げるプロセスと理念』もおすすめです。

実務家ブランド論

BXデザイナーのTさんのバイブルは、片山 義丈さん著の『実務家ブランド論 』。
「ブランディングの次の一手に迷ったら、その週末に手に取るべき一冊」と推薦もされている、本当に使えるブランドづくりの教科書。
ブランディングの仕事に携わってきたTさんが、一般的にブランディングの通説とされたくさんの書籍に書かれている言説が、実践の場において無意味であるということに気付かされた大事な一冊です。「ブランドをつくる現実的な方法」を、難しい言葉をできるだけ使わずに説明してくれているので、ブランドに関わるデザイナーはもちろん、企業や商品のブランドについて悩んでいる方にもおすすめです!

岡本一宣の東京デザイン

BXデザイナーのMさんのバイブルは、岡本 一宣さん著の『岡本一宣の東京デザイン 』。
岡本一宣さんのエディトリアルデザインを中心とした作品集。デザインの可能性を拡げてくれた大好きなデザイナーです。
特に文字組みやレイアウトが独特で、「え?なんでこんなレイアウトなん?アリなん?」と、デザインを学び始めたばかりの頃のMさんはパニックを起こしました。
真似しても決してうまくいくことがない!それくらい変態的で突き詰められた岡本一宣さんのデザインとしか呼べない作品集を見ては「デザインの可能性」を感じ、行き詰まっては作品集を見ることを繰り返し、モチベーションやパワーをもらい、デザイナーを続けてくることができました。
デザイナーであれば「この人のデザインが好きだ」というのがあると思いますが、岡本一宣さんは必ず見ていた方が良いとMさん個人的には思っているそうです。

デザイン組織のつくりかた デザイン思考を駆動させるインハウスチームの構築&運用ガイド

デザインマネージャーのMさんのバイブルは、ピーター・メルホルツさん著の『デザイン組織のつくりかた デザイン思考を駆動させるインハウスチームの構築&運用ガイド 』。
Mさんがグルーヴスでデザイン戦略室を組成する際に参考にしました。デザイン戦略室が掲げている「ハブアンドスポーク」もこの本に出てきます。
「デザイン組織」の構築&運用方法のノウハウが詰め込まれています。ここでいうデザイン組織とは、決してただかっこいいものを作っている会社のことではありません。
言うなれば、組織がうまく機能することで質の高い顧客体験を創り出せている会社、です。

起業大全 スタートアップを科学する9つのフレームワーク

デザインマネージャーのSさんのバイブルは、田所 雅之さん著の『起業大全 スタートアップを科学する9つのフレームワーク』。
ジェネラリスト向けですが、起業に大事なフレームワークの解説と図解がとにかくわかりやすく、用件定義や戦略などを資料でアウトプットすることの多い人は応用の利きやすい一冊になっています。ビジネスの基礎的な構造も理解できるので、将来0・1の立ち上げを経験したいと思っている人にも最適かも。

最後に

いかがでしたでしょうか?同じデザインチームに在籍するデザイナーでも、バイブルとしている書籍のジャンルはさまざまで、個性が出ていますよね!今回ご紹介した書籍のリンク一覧は、この記事の一番最後に掲載させていただいております。

グルーヴスのデザイン戦略室に少しでも興味がある、ちょっと気になる、こんな部分をヘルプできそう、という方、グルーヴスでは現在UIデザイナー兼デザインマネージャーの職種を募集しております。
カジュアルな面談も大歓迎ですので、ぜひご連絡お待ちしております!


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