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ワーケーションって、何? 〜岩手県八幡平市のワーケーションツアーに参加してきました!〜

こんにちは!
突然ですがみなさん、ワーケーションって知ってますか?

ワーケーションとは

最近よく聞くワーケーション。
7月ごろには、菅総理が観光需要を喚起するための重要施策の一つとして言及し、話題となっていました。
Work🖥とVacation🏞を組み合わせた造語ですが、総務省が運営している関係人口ポータルサイト(https://www.soumu.go.jp/kankeijinkou/index.html)では、ワーケーションについて下記のような記載があります。

ワーケーションとは、仕事(Work)と休暇(Vacation)を組み合わせた欧米発の造語で、テレワーク等を活用し、普段の職場や居住地から離れ、リゾート地などの地域で普段の仕事を継続しながら、その地域ならではの活動も行うものです(活動例:休暇、研修、オフサイトミーティング、地域交流、ローカルイノベーション創出等)。

過去、groovesメンバーの中でも、中村さんがバンコクでのワーケーションをしており、体験記事を上げてくれました!
バンコクではコワーキングスペースが多いようで、ワーケーションしやすいようです。メモメモ...📝

また、事業責任者 田中さんが別府でのワーケーションの様子をnoteに投稿しています。

この記事ではワーケーションの目的についても非常にわかりやすくまとめていただいていますので、是非ご覧ください👀

今回、私は10月24日〜27日の3泊4日で岩手県八幡平市でのワーケーションモニターツアーに参加してきました。

実は、groovesは、八幡平市をはじめとし、FWTジャパン株式会社さん、株式会社岩手銀行さん、いわぎん事業創造キャピタル株式会社さんと連携し、安比高原(八幡平市)でアドベンチャーツーリズム(安比高原なのでスノースポーツ⛷)の実証実験を行っています。
特に、雇用創出や地域創生に向けて議論を重ねており、2020年2月にはムスリム観光客をターゲットに、アウトバウンドを促進することにも挑戦しました。
↓詳しくはこちらのリリースから↓

このツアーを終えて、八幡平市でのワーケーションについて、また体験を通して感じたワーケーションの意義について簡単にレポートしていきます✊

【今回のベストショット】
〜滝を背景にして(無理やり)ワーケーションをしている(風で撮ってもらった)図〜

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『ハチマンタイシノワーケーションモニターツアー』

今回のモニターツアーは、岩手県八幡平市でワーケーションを推進するため、八幡平DMOが主催しています。
このツアーでは、安比ロッキーインという安比高原の麓にあるペンションを滞在場所の中心として、自然と触れ合うアクティビティや、地元の方と参加者同士の交流を通して、八幡平市でワーケーションを行う魅力を体感しました。

実はこのペンション、オーナーである大滝さんが地域の様々な方と幅広く&密な関係性を持っているため、安比ロッキーインをハブとして、たくさんの経験を得られました。

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(写真)ペンションオーナーの大滝さん(一番左)とツアー参加者、主催者の八幡平DMOの方々と八幡平をバックに記念撮影📸

ワーケーションの1要素である「その地域ならではの活動」には欠かせないですね!

ここからはツアーの内容をまとめながら、それぞれのプログラムで感じた様々なワーケーションのスタイルについて、体験した側として感じたことを書いていきます。

生産性を高め、新しいアイディアを生み出す環境

ワーケーションでよく聞くのが、リフレッシュとしての役割。
家とオフィスの単純な行き来、そして最近は特に家に篭りっきりで仕事をしている方も多いかと思いますが、いつも同じ環境であるが故に閉塞感や、行き詰まりを感じることはありませんか?
住んでいる土地を離れて旅行や観光に行くと、気分が高まって行動的になったり、目の前の光景が目新しく写り新鮮な気分になりますよね。

温泉宿・ホテル
訪れたのは、ホテル安比グランド新安比温泉静流閣松川温泉峡曇荘八幡平ハイツ
どの施設もワーケーションで利用できるようWi-Fiやデスクの配置など館内の整備を進めていたり、支配人・番頭さんが大規模な改修計画を練っていたりと、着々と準備が進められていました。

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(写真上)ホテル安比グランドさんでは、1ヶ月からの長期滞在のインバウンド/国内観光客の需要があり、館内にワークスペースを用意していました。静かなスペースで、昼には窓から八幡平の絶景が見えるそうです!
(写真下)八幡平ハイツさんのテラス席です。ワーケーションとして滞在できるように新しく用意されたとのこと。実は木々の間に見えているのが岩手山。右側には池もあり、水の音を聴きながら山や木々を背景に、仕事が捗りそうですね💓

まず、温泉に入ることで、心身ともに非常に癒されました。間違い無いです。
八幡平は火山の集積地帯でもあるため湯量が多く、多数の温泉があります。
松川温泉は280年程前に開湯している秘湯とのことで、温泉の成分を維持するためシャワーがありません!秘湯っぽい。。。
松川温泉は乳白色で強い硫黄の匂いがするのに対し、新安比温泉は塩分濃度の高い温泉とのことです。
そのほかにもいくつかの温泉があるので、一つの温泉に飽きることなく常に温泉を楽しめます。温泉好きにはたまらないですね👌
ちなみに、地元の方のお話では、電波の入らない無料の自然温泉もあるとかないとか...?🤔

また、八幡平などの地方ならではの露天風呂での絶景(10月の八幡平では紅葉風景!)も見応えがあり、癒されました。これも間違い無いです。

登山の際に紅葉の写真をいくつか撮っているのですが、10月後半ですでに散り紅葉でした。
色づいた紅葉と枝の色彩バランスや、落ちた葉が鮮やかに地面を彩っていて、散る間際まで風情がありますね〜😍

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(写真上/下)八幡平登山道中に撮った写真

また、いくつかの施設では支配人さん・番頭さんとワーケーションの在り方や館内の様子についてディスカッションをしていたのですが、温泉の後だとリラックスできて話を整理できたり、多くのアイディアがでてきたりしました。

実は、一緒に温泉に入った参加者の方とも自然とワーケーションの話をしていたのですが、椅子と机の上だと止まっていた会話も、温泉ではついつい話が止まらなくなってしまい、上がる頃には集合時間の10分前に(笑)。

温泉は「アイデア発想の4B」の中の一つ「Bathroom」なので、リラックス効果もあり、企画系のお仕事にはぴったりですね。

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(写真)松川温泉峡曇荘にて、温泉上がりにリラックスしているツアー参加者

山荘
二日目に訪れた七時雨山荘は、見渡す限り山に囲まれている山荘でした。
とにかく広い!半径7kmには住宅もコンビニもなく、街灯もないので夜になると真っ暗でした。

地方出身の方は多いかもしれませんが、都内で過ごしていると「だだっ広い場所に行きたい〜!」という欲がでてきます(笑)
商業施設やビルが立ち並び、お店やニュースで溢れかえる刺激が多い場所も楽しいのですが、たまには何もないけど空が開けた場所でぼーっとしたり日常生活を過ごすのも、違った良さがありますよね。
単純に”環境を変える”ことで気持ちがリセットできますし、また刺激が少ない環境だからこそ仕事に集中できるというメリットもあるように感じました。
SNSやSlack等社内ツールが充実して情報流通がスムーズになる中で、注意散漫や集中力低下の問題も指摘されています。
住宅もコンビニもない場所で、自主的にSNSもブロックして、目の前の物事のみに集中する時間としても活用できそうですね❣️

余談ですが、宿泊者はテントサウナもできるようなのでサウナーにはもってこいの環境です!
groovesのサウナーはぜひ!

アクティビティを通じたチームビルディング

2つ目が新人研修や部署でのチームビルディング、またオフサイトミーティングとしてのワーケーションです。

「...今までも地方で研修や全社集合ミーティングをやってきたけどワーケーションと何が違うの?」と思っている方。
ワーケーションのポイントとしては、「その地域ならではの活動」という点です!
地方のホテルを借りて会議室でミーティングし、夜は宴会をして帰宅というスタイルだと「その地域ならではの活動」とはなかなか言いにくいですよね。

ブナ林や八幡平登山ツアー
ガイドの方と一緒に、八幡平の観光資源であるブナ林を散策したり、八幡平登山(登頂予定でしたが、天候により進路変更)をしました。

いつもだとただ踏んでいる落ち葉や、歩きながら通り過ぎる木を気にかけず見過ごしてしまいますが、ガイドである斉藤さんが一つひとつ違った様子の幹を見て「なぜ枯れている木があると思う?」という問いかけからガイドがスタート。

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(写真上)「なんで木の実が落ちてるか知ってる?」「なんでこの時期だと思う?」等様々な疑問を投げかけ、熱心にガイドをしてくれる斉藤さんとツアー参加者。
(写真下)ブナの木の実。おいしいので、拾っては食べ拾っては食べ、、、(しかし、カロリーは高いそうで。。。😨)

ただ説明してくれるだけでなく、《目の前の自然現象が発生している意味や理由》を常に考えさせてくれる散策でした。
気づけば、全員が思考を巡らせ、考え、発言し、またそこから新しい疑問や発想が浮かぶ...というループができていました。
ただ歩くだけでなく、一つひとつの説明があったからこそ自然の循環を直に感じることができ、また他の人の考え方や価値観を知ることのできる非常に価値の高い時間でした。

仕事上のコミュニケーションだと、業務上必要最低限の話や単なる雑談で終始してしまうことが多く、意外と一緒に働いていても”その人の価値観”って見えにくいですよね。
自然の中だと、自然のものに置き換えて自分の価値観が言い表しやすくなったり、その場のリラックスした空気でつい発言してしまうこともあります。
会社の中でのチーム内または関連部署同士でのワークショップやチームビルディングとして、自然の中でのアクティビティはとても有効的だと感じました。

地域・会社を超えた新しい出会いとしてのワーケーション

最後に、地域の人々との交流、また企業間交流もワーケーションの醍醐味でした!

地域の人々との交流
温泉宿やホテルの方々に館内を案内していただきながら地域や施設の課題を聞くと、気づけばディスカッションが始まっていました。
「どうすればワーケーションしたい人に来てもらえるか?」という視点はもちろん、「もっと〜すれば観光目的としても来客が増えそう!」というワーケーション以外についても話は進みました。
Web上で知る課題や、電話やオンライン会議で話すだけでなく、実際に館内を見ながら話すことで机の配置などの細かい”都内ビジネスマンの要求”が伝わるため、ホテルの方々、また、私たち参加者にとってもワーケーションの課題を知る機会になりました。

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(写真)峡曇荘でのディスカッションの様子。

企業間交流
また、今回のツアーで面白かったのが他の企業の方との交流です。今回ワーケーション施策を考えている企業さんだけでなく、旅行会社やIT企業、また人材会社(grooves)などワーケーションに関連のある様々な企業が集まっていました。

特に今回はアクティビティも多かったため、仕事に対する価値観をシェアすることも多く、また空き時間には普段の仕事についても質問しあっていました。
普通に仕事をしていると、社内の人としか関わる機会がないため、社外の人、また業界も違う人の仕事内容を聞くことができました。

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(写真上)ペンション安比ロッキーインでのワーケーションの様子。焚き火を囲んでみんな仕事をしたりおしゃべりをしたりビールをついだり、、、
(写真下)3日目にやっと晴れたので天体観測!月や土星などの惑星、また星を観察しました✨ 肉眼でも綺麗に見れて満点の星空でした!

ホテルの方とのディスカッションの際も、私が持っていない視点での意見が出ることもあり、視野が広がったように感じます。

ワーケーションって何?

今回のツアーを通して、ワーケーションは単なる観光と仕事を組み合わせたものではなく、地域資源を生かし、そして交流を通じて自分の価値観を深め、広げることのできるものだと感じました。

八幡平ではアクティビティ、自然の観光資源、また人という地域資源を楽しむことができたのですが、もしかすると地域によってどんなワーケーションが適しているのか異なるかもしれません。

単純なリフレッシュ以外にも様々なメリットのあるワーケーション。
地域の良さを生かして、ぜひ取り入れる企業、そしてチャレンジしたい社員が増えるといいですね😊

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