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企業文化と10年以上向き合ってようやく気づいたコアバリューのメカニズムを語る大切さ!

はじめまして。2022年3月から株式会社grooves(グルーヴス)でブランドエクスペリエンス(BX)デザイナーとしてJoinしています、ダーミツと申します。

突然ですが質問です。企業文化ってなんですか?

企業文化という言葉を耳にすることが増えてきた今日この頃。
でも、「企業文化とはなんですか?」と聞かれると皆さんはうまく説明できるでしょうか?少し不安になったりしますよね。企業文化とセットのように使われるコアバリューといった言葉も知ってはいるけど、どういったものか説明するとなると難しいんですよ…。

コアバリューと出会って10年

少し私のバックグラウンドを話させてください。
2011年、当時、デザイナーとして働いていた会社がコアバリューを導入するタイミングでプロジェクトにアサインされたのがきっかけとなり、そこで初めて「コアバリュー」という存在を知ります。

「コアバリュー?なんじゃそら??」

周りに聞いてもよくわからないっという人がその当時は多く、「ザッポスってところがなんかスゴイらしいよ!」とか、そんなレベルでした。そこから自分なりにまずはザッポスのことやコアバリューのことを調べました。

本当に衝撃を受けました!ザッポスは靴のネット通販をメインにしている会社ですが、そのコンタクトセンターでの様々な逸話は驚きの連続でした。

  • お客様の要望に合う靴が自社になければ他社の靴を探して紹介(一番驚いたかも)

  • いたずらでピザの注文が来ても断らず顧客に変わってピザ屋を探し取り次いだ
    (このいたずらにはザッポスの創業者の故トニー・シェイも関わっていたんだとかw)

  • コンタクトセンターではどれだけ長く顧客と会話ができたかを重要視(最長7時間超えだとか)

などなど、他にも逸話はたくさんあります。
ザッポスのコアバリューの1番は、「サービスを通じて、WOWを届けよう」となっており、全員が本気でその価値観を元に働いているのです。当然、マニュアルなんてありません。そんなザッポスのことを知った私は、一気にコアバリューにのめり込み、たまたま読んだ書籍の著者に会社を通して連絡して直接コアバリューについて学ばせていただいたり(この出会いは大きかった)、海外や日本でコアバリュー経営を実践している企業へ足を運んで話を聞かせていただいてコアバリューの空気を感じてきました。
気づけば10年以上、コアバリューのこと、企業文化のことを考え続けてきました。

そして今現在も、グルーヴスで1人ひとりの「創造力」や「革新力」を解き放つことを推奨する「企業文化」を根付かせていくために、日々、あーでもない!こーでもない!と奮闘中です。

この記事では、そんな奮闘中の様子を、現在どのような施策に取り組んでいるのか実例を交えて、僭越ながらご紹介させていただければと思います。同じように企業文化創りに取り組まれている方々へ、少しでも参考になるものがあればと必死に頭を捻って記事を書いています!(他社はどんなことしてるんだ?自分の考えは間違っているのか?って本当に気になりまくるんです!企業文化について考える人あるあるです!)

Youは何しにグルーヴスへ?

タイミングとしては、当時働いていた会社がコロナ禍でオフィスを手放してフルリモート体制になり、企業ブランディングの灯火が消えていき、デザイナーでもあったことからクライアントワーク担当にシフトされ、どこか悶々としたものを胸に抱えていた頃でした。

次々にメンバーが退職しはじめて、話を聞くと「会社としてどこを目指しているのかわからない」とか、「フルリモートになってチームを全く感じなくなった」など、コロナ禍で先行きが不安だからこそ道筋を示して欲しかったという声が圧倒的でした。
コロナ禍で働き方の多様化が一気に進んだことで、不安を抱える人も多くいるのだとその時に気づかされました。そんな時こそ、ブレない軸が必要なんだと改めて感じ、自分はやっぱり企業文化創りに携わりたい!と強く思い、転職を考え始めました。

そんなタイミングで登録していたビジネスSNSに、今までにないくらい丁寧な文章で、企業ブランディングにおいて企業文化の重要性が語られており、「一度、お話しませんか?」とメッセージが届きました。それがグルーヴスとの出会いです。

メッセージには、プロダクトデザインチームやBXデザインチームなどから成る、横断的なデザイン組織をつくっています。と書かれていましたが、メッセージの構成だけからでもそれが嘘ではないことが伝わってきました。

  • チームとして戦略的に企業文化創りへチャレンジできること

  • コロナ前からフルリモートを導入していて、フルリモートでのコミュニケーションに慣れていること(すでにフルリモートの文化がある)

上記2点が私の中ではとても大きな要素で、断る理由なんてどこにも見当たらず、オンラインで話をした後、即決で入社を決意しました!(逆に断られるんじゃないかと不安になるくらい熱く話してしまった記憶があります…本当に断られなくて良かったです)

こうして晴れて、グルーヴスで企業文化創りへチャレンジすることになりました!

入社してみてどうだったか?感じた課題は?

正直、思っていた以上にデザイン経営が行われていてイイ意味で驚きました!

会社としての、ミッション・ビジョン・コアバリューがちゃんと繋がって存在しているところに共感を持って入社しましたが、コアバリューへの共感が入社後さらに高まりました。

「成果にこだわる・Team Grooves・革新に挑む」と3つのコアバリューがあるのですが、成果にこだわろうと思うとチームワークや協働は必要で、多様性に溢れたチームだからこそ革新に挑める!だからこそ成果にも繋がる!といったように1つのコアバリューを考えているつもりが、他の2つのコアバリューについても自然と考えるきっかけになっているんです。

それに何よりもミッション・ビジョン・バリューを本当に大切にしているのを感じます。その証拠として社外秘なのでお見せすることはできませんが、
BXデザイナーたちが企業文化やコアバリューについての意識調査を行い、きちんと分析したレポートが存在していたり(これが社内でできるのは驚き!)、それを経営陣だけではなく全社員にも公開していて、本気でオープンな文化を創ろうとしているのを感じました!これってなかなか出来そうで出来ないことだったりします。
他にも、企業文化関連のプロジェクトも立ち上がっていたりと本気度を感じましたし、グルーヴスなら企業文化やコアバリューに対する私の熱い想いを120%解き放つことができる!と嬉しくなったことを覚えています。

ただ、その裏返しとも言える課題も感じました。

本気の想いから生まれたミッションやビジョン、コアバリューがしっかりと存在し、明文化されているからこそ、「浸透」させようとなってしまっているという課題です。

これは多くの企業が陥る落とし穴で、コアバリューを掲げている企業の担当者からも「浸透」という言葉はよく聞く言葉だったりもします。「どうしたら浸透できるのか?」とか「全然浸透しないんですよ!」などなど。

一般的に、「企業文化=企業内の大多数によって共有される価値観」と言われています。

日本の文化とはなんですか?と聞かれたときに「おもてなし」とか「安心」とか出てきそうなものですが、それを「浸透させるんだ!おもてなしだ!わかったな!」と意気込んで親や先生に育てられた記憶は私にはありません。(もしかしたらそんな方もいらっしゃるかも)
知らず知らずに馴染んでいるもの、それこそが文化だとすると、どのように日々の生活の中で「体験」として感じられるかが重要になってきます。

「浸透」させないチーム?exチームを創設

「浸透」させようとなってしまっているという課題とは具体的にはどういったことか?

  • コアバリューなどの言葉だけが多く登場する(言葉を覚えてもらう)

  • 言葉に触れる機会は多いが、働いている中で体験として触れることができていない

  • 企業文化に関するプロジェクトはあるが、あくまでプロジェクトなのでゴールがあり、その都度メンバーも変わるために短期的になりがち(イベント的)

  • 浸透させる意識が強すぎると押し付けている感じになってしまい宗教的に受け取られてしまう

といったようなことが課題だと感じました。

「どのように浸透させていけばいいんだろう?」と真剣に考えれば考えるほど、上記のようなことになっていきがちです。(本当にこれはあるあるだと思います)
「浸透」はさせるものではなく、「状態」をあらわす言葉です。「浸透している状態を目指すために」どのような「体験」を生み出せば良いのか?と
考えると気持ちが不思議と楽になります!

そこで、まず分析レポートから仮説を立てて、解決していく優先度を決め、
目標を定めて動ける「企業文化専門のチーム」を立ち上げることにしました。

BXメンバーや企業文化のプロジェクトメンバーなどに対して、上記の課題についてや、自分なりに思う企業文化やコアバリューとは?といった資料を
元に話をしたり、ワークなどを行い、周りの人の協力のおかげで「企業文化専門のチーム」が立ち上がることが決定しました。

また、そのチームでは「浸透させる」といったワードは使わないことを決め、「グルーヴスではたらくヒトの体験をデザインする」ことをミッションにすることも決まりました。

チーム名は、「浸透させる」のではなく、グルーヴスではたらくヒトの体験をデザインしていくことで、「浸透している状態」を目指そうという想いに1番しっくりきた「ex(エンプロイーエクスペリエンス)チーム」としました。

入社3ヶ月のよくわからない人間の「チームを立ち上げたい!」という想いに対して、真剣に向き合って話をしてくれる人たちがいること自体がすごい文化だし、まさにコアバリューを言葉ではなく体験を通じて感じることができた瞬間です。

コアバリューはメカニズムを伝えよう

exチームとして下記のようなアクションを起こすことで、なぜ企業文化を重要だと考えているのか、コアバリューってどういったものかを共通認識としてまずは知ってもらうことに現在取り組んでいます。

  • 現状の企業文化・目指す企業文化を共通認識にする

  • コアバリューのメカニズムを知ってもらう

  • すべての制度やイベントの目的とゴールを整理して、ミッション・ビジョン・バリューに紐づいているかを確認

  • コアバリューを日々意識できる「問いかけ」をつくる

などなど、他にも施策を考えて色々と実行しています。
その中でも、一番オススメの施策は、コアバリューのメカニズムを伝えることです。

コアバリューという言葉は聞いたことがある!大切!というのはなんとなくわかっているものの、コアバリューってどんなふうに作用するのか?なぜ必要なのか?を説明できますか?
これができないと、「コアバリューは大切だ!コアバリューを意識した行動をしろ!」と押しつけ感が出てしまい逆に皆の心が離れていってしまうことも考えられます。

では、コアバリューのメカニズムってどんなものなのでしょうか。

私たちは日々、多くの意思決定の機会があります。
そんな時、意思決定には必ず「価値観によるふるい分け」を私たちは無意識のうちにしています。それこそがコアバリューのメカニズムの本質だということをどれだけわかりやすく伝えることができるかどうかがとても大切なことになります。

例えば落ちている財布を見つけたらあなたはどうしますか?
警察に届ける?連絡先がないか中身を確認してみる?それともネコババしちゃう??

例えば、友達に映画に誘われたとき、行く行かないはどのように決めますか?私たちが意思決定して行動する時には、必ず価値観がものさしとなっています。先ほどの財布の例で言えば、「正義感」という価値観を持っている人はネコババはしないと思いますし、「思いやり」という価値観があれば、財布を落とした人のことを一番に考えた行動をするはずです。

つまり、同じ企業で働く人たちは、同じ価値観を「ものさし」として持ちましょう!ということです。個人の価値観がそもそも全員揃っていれば良いのですが、残念ながらそんなわけはなく…(コアバリューをオープンにすることで共感した人が集まることにも繋がります)
だからこそ、個人の価値観で判断するのではなく、企業が掲げるコアバリューをものさしとした意思決定を皆でしていこう!ということなのです。

ここで、大事なのは、コアバリューは必ずしも全員に同じ行動をさせるためのものではない!ということです。

行動を規制して揃えるのではなく、「共通の価値観=コアバリュー」をものさしとして、目の前の状況に応じてふるい分けをした結果、その時の最適な意思決定・行動を1人ひとりができるようになることで生産性を高めることにつながっていきます。これが、よく言われる「自律」だったり「自走」だったり、イノベーションに必要と言われる要素の正体だったりします。

行動を規制した場合、間違いは起きにくいかも知れませんが、それ以上の発想は出てきません。

でも、コアバリューをものさしとして意思決定する場合は、「最適な行動は何か?」を常に考えているわけなので、「こんな方法はどうですか?」など、新たな発想やアイデアにも繋がっていきます。

マニュアルだけに頼って1つの対応しかできないよりも、この多様性に富んだ時代では、1人ひとりが何が最適かを判断した対応をできるようにし、1人ひとりの「創造力」や「革新力」を解き放つことこそが、コアバリューが自立的で独創的なアイデア溢れる組織創りに欠かせないと言われる由縁です。

このように、コアバリューのメカニズムを知ることで、「今ってコアバリューを意識して判断できたかな?」と少しでも考えたりする体験を提供できたなら、自ずと企業で掲げるミッション・ビジョン・コアバリューとの向き合い方が変わってくるはずです。

企業文化やコアバリューで検索すれば様々な事例や解説に出会えます。どれも正しいことを言っているし為になることばかりだけれど、私自身、難しく感じることも多いです…。
結局、何をすれば良いのかわからなくなってしまうことも企業文化創りに携わっていると当たり前のようにあります。そんな時、あまり難しく考えずにコアバリューのメカニズムを語ってみてください。

企業文化を浸透させようとせず、コアバリューの重要性を語るのではなく、そのメカニズムをできるだけわかりやすく語ってみる。それができたらものすごく大きな一歩なんだとコアバリューに出会って10年で気づきました。

最後に

企業文化を育むことに携わっている方々は間違いなく会社を良くしようと思っている人たちですし、責任感の強い人たちだと思います。ただ、それ故に、目に見えない企業文化を周りからどのように評価してもらえばいいのか、本当に良くなっているのか、など悩むことも多いと思います。

私自身も悩みますし、企業ごとに正解も違ってくるので日々考え続けています。でも間違いなく、世の中は多様性に溢れ、SNSが当たり前に広がり、誰もが発信できる時代です。だからこそ、そんな多様な人が集まる会社にこそ「ものさし」となる価値観が絶対に必要だと私は思っています。

もしグルーヴスに興味を持ってくださっている方がいましたら、年齢や性別などに関わらず、安心してエントリーしてください!多様性あるチームで革新に挑み、成果を出すためにも、1人ひとりの「創造力」や「革新力」を解き放ち、推奨する「企業文化」を根差すために日々exチームも頑張っています!お待ちしてます!!


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